本振り登場

夜はオケの練習でした。やっと、2ヵ月半振りに本振りの登場です。
「さあやるぞ」と楽器を取り出してみると、先日書いたように、ベルに大きな凹みがありかなりのショック。
それにしても、ピータールーはヤバイ、個人的に。思ったよりも相当遅くなっているので、最後のコーダは息が持ちません。ただ、今回は2回くらい通してもらい、その上曲のイメージのヒントとなるコメントも得られたので、大いなる収穫とは言えます。
ついでエニグマ。忘れきってますね。新しい変奏のはじめに、必ずテンポがずれ、ノリが悪いです。さらに、皆さんややかしこまった状態、というか、とりあえず音が出ているという状態から抜き出せていない気がします。「指揮者はどうして欲しいんだろう?」という指示待ちの状態になってます。すかさず指揮者から、奏者の自由な表現を尊重したいというような指摘が出ました。
以前の本振りの練習を振り返ると、奏者側から繰り出す表現は結構否定されたりとかしていたような気がするので、皆さん萎縮してしまっているのだと思います。どうしていいか分からないまま、下振りとか分奏とかばかりになり長期間迷走していたため、こういう状態になったんでしょうね。で、本振りに救いを求めつつかしこまって音を出したところ、「青い鳥はキミ達の心の中にあるんだよ」と指摘されたと。

引き出しが広い奏者だと、多彩な表現も可能でしょうが、アマチュアの場合どうしても「音量でしか表現できない」「テンポを揺らすことでしか表現できない」ということになりがちです。私の場合、行き詰まったときは、自分が「これだ」と思うCDを数種類聴いて(生演奏を聴ければ一番いいんですが)、息のスピード、フレーズの切り方などあらゆる点から徹底的にベンチマークを行うということをやります。
この方法が良いとは勧められませんが、やはりもがくことが必要なんでしょうね。次に本振りが来てからでは遅いので(次は本番2週間前まで本振りは来ません)、それまでにどう苦闘できるかです。果たして青い鳥は見つかるのか?