長い一日

melchi2005-04-05

4/2(土)は、オケの本番がありました。
土曜の朝9:00集合はキツイですね。意識が朦朧としてます。しかも、会場であるティアラこうとうの周りに広がるのは、猿江恩賜公園。この時期こんなに木が生い茂っている公園に近づくのは、花粉症の私には自殺行為です。
そんな状況に加えて、ここのところ精神的にツライ出来事が続いていたため、本番前のステリハではノリが悪く、体もバテバテ状態でした。オケ全体としては、先週の練習以降上り調子なので、「ヤバイなあ」とか「打ち上げの時どうやって謝ろうか」などと考えておりました。あまりにキツいので、ステリハの降り番の時間帯と昼食時に、仮眠を取らせていただきました。皆様申し訳ありません。
ステロイド系の薬は多用したくないのですが、ブレスが浅くなるのは致命的ですから、本番前にナナドラネーザル(点鼻薬)を使い、取り敢えず花粉症の方は対策を講じました。それともう一つ、精神状態の方ですが、チューニング前の舞台上でたまたま隣にいたリーダーから振られた話が関連する話だったので、本番前の舞台上でいいのか? と思いつつも、ちょっと自分の状況説明をしてみたところ、気分的に大分楽になりました。やはり一人で抱え込んでいるものではないですね。でもリーダーには申し訳ないことをしたなあ。
で、肝心の本番。前プロは、アーノルドのピータールー序曲(1stを担当)。薬が効いて力が抜けてるからか、あるいは舞台上での残響が随分あるホールなので楽に吹けるからかは分かりませんが、なんか自然な感じで音が出ます。そのまま取り立ててミスもなく終えることができました。肝心のシンコペは、前半は合っていたのですが、後半からトランペットが聞こえなくなったため分かりません。合っていたことにしておきましょう。不協和音で雄たけびを上げるところも、うまく決まった気がします。本番直前練習では、指揮者から「ホルンは狂った感じが出ていて良いですよ」と、褒められてるのかけなされてるのか分からないコメントをもらい、ちょっと複雑な心境だったのですが、まあこの曲の場合狂った者勝ちですよね。オケ全体としても、良かったかと思います。最初の弦も、すごくいい音してました。
中プロはエルガーエニグマ(3rdを担当)。個人的にはまずまずの出来。懸案だったフィナーレのソロも、はずさずに済みました。全体のアンサンブルもまずまずかな。うちのオケの場合、少人数のアンサンブルになるときは、主張すべきパートがもっと主張するとグッとよくなるんですけどね。船頭がいなくて方向を見失っている感じは若干否めませんが、まあこれまでの練習に比べたら随分良くなったかと。聴きに来ていた知人にも、エニグマは良かったと言われました。
メインのヴォーン=ウィリアムズの交響曲降り番のため、受付に立ちました。ホール扉の入り口が開いていたため、ここでまた花粉症が悪化。演奏はあまり聴けませんでした。それにしても、演奏会の終わりの方になっても、新たに聴きに来るお客さまがいらっしゃるんですね。最後にいらしたお客さまなどは、アンコールしか聴けていないはずです。そんな時間にも拘らずいらっしゃってくれた方々には、素直に感謝したいと思います。
さて、場所を錦糸町に移した飲み会では、某大学のお家芸であるタイムマシンを何度も堪能することができました。私生活の点でも、いろいろアドバイスをいただきました。
二次会後、11時頃家に着き、明日の夕食用にカレーを作りました。明日作っても良いのですが、寝かせた方がおいしくなりますしね。で、12時位から飲み直し、ベッドで眠りに着いたのは朝の4時。長い一日だったなあ。
体力、気力ともにツライ状態での演奏会本番でしたが、終わってみればまずまずでしたし、音楽以外の点でもいろいろ勉強になる実り多い一日でもあったかと思います。

次回の演奏会は9月11日、曲目はリムスキー=コルサコフスペイン奇想曲レスピーギのローマの噴水、チャイコフスキー交響曲第4番です。今回と違い名曲プログラムとなっています。詳細はこちら。怖いことに、ホルンパートはまだパート割が決まっていません。一応全曲のスコアを入手して徐々にCDを聴いたりしておりますが、どれになっても相当キツイことになりそうです。