ちょっとだけ前進

6/4(土)の夜は、オケの練習がありました。曲目はスペイン奇想曲とローマの噴水。私はそれぞれ1st, 2ndを担当しています。
前回スペイン奇想曲の譜読みで玉砕し、あまりの悔しさに平日に音出し(毎日は無理ですが)と、ブレスコントロールの練習をしました。前回の譜読みは、途中で音が出なくなるという信じられないアクシデントがあり(2回とも)、数日間クラシックを聴く気も起きないくらい落ち込んでいました。まあ考えようによっては、こういう風に吹いたら音が出なくなるという事例を体験することができたんですけどね。
久々のソロで緊張したというのと、想定するテンポより相当遅かったというのが前回玉砕の最大の要因だったということで、事前の個人練習では、緊張して息がどんどん浅くなって行かないために強制的にブレスを取れるようにすること、こういうソロの場合どうしても体感テンポが遅く感じてしまうので、当初から遅めのテンポ設定で練習しておくことの2点に気をつけてさらってみました。前回譜読みの体感テンポは♪=66くらい(おそらくもっと速かったとは思いますが)だったので、個人練ではソロは♪=60に設定してみました(これは相当キツかった)。ブレスについては、基本ですが、吐かなきゃ吸えないし、吸わなきゃ吐けないんですよね。ソロが始まる直前のブレス位置をきっちり決めて、まずはどういう状態でもその場所に来たら吸い始めるというイメージを作ります(パブロフの犬みたい)。そこがうまく吸えれば、あとは決めたブレス位置に従うのみ。
さて、大雨の中、びしょびしょになりながら練習会場に行きましたが、さすがに集まりが悪い。合奏は若干遅れ気味に開始しました。
今日の私の目標はただ1つ、
・2楽章のソロをノーミスで吹く成功例を体験すること
です。そういうわけで、1楽章の途中で3rdと重なるところを休むなど、若干手を抜いてしまいました。すいません。
結局例のソロは2回吹く機会がありましたが、一応ノーミス目標は達成です。残念ながら音程が上ずり気味でしたが、取り敢えずは良しとしておこう。以前のオケではあの程度の音程でOKだったが、やはりここのオケは皆ちゃんと聴いてますね。飲み会で確認してみたところ、しっかり音程チェックが入りました。
次に考えなくちゃならないのは、どういう節回しにするかだなあ。変にやりすぎると違う曲になりそうだし。今日は何の変哲もなく普通に吹いてましたが、練習後の飲み会では、ビブラートGOのお達しが出ました。しかし、飲み会中の話なので、皆がどこまで本気かは不明。目指すはアンチェルチェコフィルの演奏なのですが・・・。