オケの練習

7/9(土)は、オケの練習でした。今日の乗りばんはチャイ4の1, 2楽章(3rd)。
合奏前に子供の幼稚園の行事があり、遅刻気味で参加。私はこの日、チャイ4の1, 2楽章の合奏は初体験でした。
まずは1楽章。リズムは、事前に想定していたほど取りにくくないですね。でも、弦と木管は大変かも。ホルンは、聴いている分には相当キツいかなと思ってましたが、やってみると程よいキツさでいい感じです。これは良いかも。存分に吹き込めるしね。ただ、合奏の出来としては、まだ通してるって感じですね。もう少しイメージが統一化されると、さらに今回の本振りがよく言っている「アゴーギグ」満載の楽章なので、それを感じ取ってうまく表現できれば、すばらしい演奏になることと思います。
次いで2楽章、ホルンはかなり暇です。はじめのオーボエのソロは、最初の通しでは淡々と吹いていましたが、指揮者がイメージを伝えた後の再度の通しでは、見違えるように深みが増しましたね。これって、指揮者が伝えたイメージをソロのオーボエ奏者だけでなく、伴奏側も受け止めて、オケメンが一体となって音楽を作り上げていったからだと思うんです。これこれ、これですよ。ホルンだって、音を出してから切るまでの息の処理の仕方で明確な方向性を出せるはずなので、1音1音大切にしたいと思いました。
それにしても、セピア色の美少女か。私はこのメロディに少女的なイメージは重ねられないけれど、メランコリックな雰囲気は確かに感じます。そういう意味ではセピア色的なイメージと重なりますね。で、私としては、最後の方のクラリネットソロで、一瞬カラーが付いてハッとする瞬間が現われるという印象を持っております。ただ、きらめくのはその一瞬で、やはりセピア色に回帰して行くみたいな。2楽章ってCDで聴いていると面倒で飛ばしてしまったりしておりましたが、きちんと取り組むと非常にいい曲ですね。
この日の印象としては、何にしてもこの曲はストーリーづくりが。この曲は、各楽章それぞれに明確なストーリーがあるような気がします。それを皆で共有して音楽として楽しみながら演奏できればと思います。特に1楽章などは技術的に難しいところが多く、エチュードをイヤイヤさらっているような無味乾燥な雰囲気があるので、もっと次元の高いところを目指したいなと。音楽が先にあって、それを目指して技術を高めて行くという風になればなと思います。