オケの譜読み

5/13(土)の夜は、別のオケの譜読みがありました。良く考えたら、この日は会社オケも含めて朝9時から夜9時までの長丁場。ひどく眠い。
まずはじめは、ベートーヴェンの田園。私は2ndです。音が飛ぶ飛ぶ。しかも思ったより結構低い。inFだよねとタカをくくっていたら、2楽章はinBでした。やはりベートーヴェンの下吹きはやるもんじゃないなあ。でも悔しいので、さらいたいと思います。1stの人はサラっと吹いていました。アシなしでも行けるのでは?いやマジで。
私は25年近くホルンを吹いていますが、田園は今回初体験です。CDを聴くとどうしても途中で眠気に誘われてしまうのですが(嫌いではないんですけどね)、吹いてみると別の意味で拷問ですね。修行僧のような気分。ひたすら音が並んでいるだけでなく、そのあと60小節休みとか書いてあるし。休みを数えるのも修行です。まあ美しい曲ではあるのですが、楽譜の書きっぷりがちょっとね。
田園に次いで、ストラヴィンスキー春の祭典の譜読み。オケ全体としては結構止まりまくりでした。この曲はCDを聴きながらスコアを読み込んでくれば、落ちることはないとは思います。慣れの問題ですね。したがって、逆に言えば、慣れない限りは落ちまくってしまうと思います。普段から体を慣らしておくことが必要ですね。本番での事故が多いことでも有名ですよね。テミルカーノフが、体を張って無理やりゲネラルパウゼに持ち込んだ春の祭典の演奏会が忘れられません。あの演奏会の内容はそれ以外覚えてないくらいにショックが大きかった。
今回私は5thホルンですので、結構高い音が出てきます。朝からの疲れで上のFがあまり当たらずちょっと寂しい気持ちに。でも曲はかなり覚えてました。高校から大学にかけてかぶりつくようにスコアを見つめ、誤植を発見しては喜んでたように記憶してますので、その甲斐があったかと。昔取った杵柄ってやつです。
今回のプログラムは以上の2曲ですが、やはり田園がキモになりそうですね。どう雰囲気を変えられるか。もうちょっとスコアを読み込みたいと思います。