絶対音感とチューニング

tuner

今日(というか昨日の深夜)一番面白かったことと言えば、ライブドア祭りですね。痕跡が消されてしまったので残念です。ライブドアのID登録者を増やそうという戦略にまんまと乗せられている感もありますが・・・
内容をお知りになりたい方はこちら、、、と思ったらCLASSICAでも紹介されてました。

さて、話は全然変わります。
ちょっと前になりますが、こちら絶対音感の話がありました。合唱の人だとバロックピッチだと楽譜と合わないので気持ち悪いらしいです。
ところで、私個人が絶対音感があるのかどうかと言われると、どうなんでしょう?
私は、アマオケでホルンをやっているからだとは思いますが、ホルンの音だったら聴けば分かりますねえ。バイオリンは昔やっていたので、これも分かります。どの弦で弾いてるかとか。
フルートの音だとinCでドレミ・・と聴こえる場合と、inFでドレミ・・・(inCのファソラ・・・)と聴こえてしまう場合があり、フルート吹きにはかなり気持ち悪がられます。フルートって時々ホルンに似た音色に聞こえるときがあるので、その時は多分inFで聴こえてしまうのだと思います。
したがいまして、inFになるかinCになるかは不明だけれど、絶対音感らしきものはあると言えないこともないかも、くらいの感じでしょうか。

合唱と異なり、ホルンの場合は読み替えが可能ですよね。例えば、inFの譜面の場合、半音低いチューニングでやるのであれば、Asでチューニングして(ココは気持ち悪そう)、inEで読んでしまえばいいんですよね。これならあまり気持ち悪くないかも。

さきほど紹介したブログの方も触れているように、問題は中途半端なチューニングの場合だと思います。
カラヤンBPOの黄金時代のCDなどを聴いていると、A=450とか460Hzくらい?っていうのがありますよね。久々に聴いてみましたが、あれは相当こたえます。ホルンが明らかにBb管のAsの音の抜け方をした音を出しているのに、Aみたいな音程で聞こえてくるんです。さっき自分は絶対音感があるかもと書きましたが、もしかしたら音の抜け方とか音色で聴き分けているのかなあと思ったりもします。

私の入っているホルンアンサンブルのホームページをご覧になった方はご存知かもしれませんが、私の使っているホルンの中に、相当チューニングが高いのがあるんですよね。どんなにチューニング管を抜いてもA=446Hzくらいまでしか下がらないのが。このホルンは、BPOでかつて首席だったザイフェルト御大が84年まで使っていたメーカーのなんですが、BPOのチューニングがかつて高かったのは、チューニングを高めにして音の張りを増すというだけではなく、御大の楽器の音程が下がらなかったからそれに合わせていたのではないかなどという想像をしてしまうわけです。まあ御大の場合はオケよりもさらに高めに聴こえてきますが。

話がそれました。かつて私はむさぼるようにBPOの演奏を聴いていた時期があります。当初は確かに気持ち悪かったですが、段々と気にならなくなりました。たまにアメオケを聴いたりすると、逆に低くて困ったくらいです。慣れの問題のような気もします。

いつもA=440とか442Hzで聴いたり演奏したりしているから、415とか430でチューニングされてしまうとついていけなくなるのではないでしょうか。
バロックピッチで演奏する、聴くことになった場合は、忍者が日々成長する木を飛び越える練習をするかのごとく、A=440から1Hzずつ毎日下げていって練習して行けば良いのでは?と思います。430の場合は10日前から、415の場合は25日前からという感じで。

でも自分の耳を壊しそうでこわいですね。試す勇気はちょっと・・・