アマオケの練習場所

toyosu

都内のアマオケ事情

社会人オケの抱える大きな問題の一つは、練習場の確保です。

上京前、私は田舎の市民オケに所属していたのですが、このときは市の施設を優先的に使えたため、特に不便は感じませんでした。
上京して、大学を卒業した後は、大学のOBオケに所属しました。このときは大抵大学の部室を使わせていただいていたので、練習場の確保はあまり気にしておりませんでした。

そして、数ヶ月前から一般的な社会人オケに入ったわけですが、毎回異なる練習場所を使用しているんですね。これまで恵まれすぎてきたわけですが、結構カルチャーショックでした。
練習場所確保のための抽選会に参加する人をオケ内でよく募集してますので、相当の労力を掛けているんでしょう。いやあ、場所の確保ってこんなに大変だったのかと認識を新たにしている次第です。
一部には、平日の夜に練習を行っているアマオケがありますが、通常のアマオケは、土日に練習しています。
Freudeのリンク集によれば、東京の市民オケ(大学OBオケ、アンサンブルも含まれてますが)は262あります。全部のオケが毎週1回練習したとして(実際はもっと少ないでしょうが)、262コマ分の練習施設があれば良い計算になります。1つの練習施設で、1週間に土日の午前・午後・夜の計6コマ取れますから、262÷6=44施設あれば良いことになります。

一方で、公的な練習施設が多い江東区では、区の関連財団が持つ公的練習施設が、思いつくだけで10ほどあります。東京の市区町村数は62ですから、他の市区町村に江東区ほど練習施設がないとしても2つか3つくらいはあるでしょうから、

  • 平均2施設ある場合  2施設×62市区町村=124施設
  • 平均3施設ある場合  3施設×62市区町村=186施設

くらいはあると思います。施設を使うのは、合唱、演劇、バレエ、ダンスなどたくさんあると思いますが、オケのウェイトが相当高いと思うんですよね。で、これだけ施設があれば、オケが44施設分使ったとしても、これほど練習場所が逼迫することはないように思います。しかもこれは公的施設しか計算に入れてない上に「毎週1回練習」「すべて土日」とオケの練習を相当多めに見積もってますから。

でもおかしいですよね。何か見落としているような気が・・・

会社オケの事情

私が入っている会社オケは、会社内のスペースを利用して練習しているため、確保のための苦労がほとんどない上に、練習場所代がかからないという大きなメリットがあります。
しかしながら、最近は、簡単には練習場所が確保できないという事態が発生しております。いろいろ理由はあります。突発的な工事とか、マスコミの目が厳しいとか。後者の理由で、以前しばらく活動停止となり、そのまま解散するのかと思ってたのですが、意外にしぶとく復活するものですね。

話がそれましたが、そんななか来年1月に1回だけですが、ついに外部施設を利用することとなりました。ここです。

うれしいなあ。今まで狭い食堂の片隅でおしくらまんじゅうのように練習してたので、楽しみです。しかも音響良さそうだし。
今回は突発的に会社の練習場所を追い出されたため、外部施設を利用することになったわけです。でも、会社オケが毎回外部施設を使うとなると疑問です。普通の社会人オケと変わらない環境になるなら、普通のオケになればいいじゃんという感じですね。

会社オケがある会社は、まだまだたくさんありますが、今後段々廃れて行くんでしょうね。で、あぶれた人が一般の社会人オケの活動を活性化させたり、新たにオケを作ったりして、巷の練習施設はますます確保しにくくなることでしょう。