デュエット練はつらい

この土日の練習はホルンアンサンブルのみでした(オケは運搬のみ参加 [運搬リーダーだったので])。

普段はうちのホルンクラブはカルテットをやっていますが、今回はメンバーの一部に急用が入るなどしたために、デュエットをやることになりました。

ホルンのデュエットって、楽譜は一杯出ているんですけど、あまりやっていても楽しくないのが多いですよね。ドッペルコンチェルト系は楽しいのが多いですが、伴奏が入らないと間抜けだし。
で、昨日の練習では、Shaw(ショウ)のBIPPERIES(ビッパリーズ)とVOXMAN編のRUBANK(ルバンク)版のデュエットをやることになりました。私は、随分前まではバルボトゥのデュオの楽譜も持っていたのですが、大学の部室で無くなってしまいました。何という管理の悪さ。とまあその話は置いておいて。

はじめはビッパリーズ。
1曲目、ふむふむ、こんな感じか。ちょっと2本だと苦しいかな? 2曲目、、う〜ん、なるほどね、ってさっきの曲とノリがそんなに変わらないじゃない、、、デジャブか??
という感じで進めて行くと、時たま雰囲気の異なる曲はあるものの、ほとんどの曲が代わり映えしません。しかも、やたらにC-durとc-mollの曲ばかり。・・・これが9曲あるのか、、、と5曲目あたりでもはや集中力が限界を超えそうになります。まさに、千本ノック状態。週1(or隔週1)プレーヤーの私としては、非常にキツイ練習です。が、なまった体には持って来い(?)の曲でした。

これでも一応CDが出てたりするんですよね。9曲中3曲しか入ってないですけど。やるのも聴くのも千本ノック。

Music for Horn Duet

Music for Horn Duet

さて、ビッパリーズに続いてルバンク版です。しかも、いわゆる赤本(vol.2)です・・・まあ確かに黄色本は面白くない曲が多いんだけどね。
この"赤本"は、モーツァルトに始まり、ウィンターの訳の判らない曲、テレマンなどバロックや古典もの、コポラッシュ、ヘンデルなどがあり、最後にバッハのインベンションで終わります。要するに、いろいろなデュエット(編曲モノを含む)の寄せ集め曲集です。黄色本(vol.1)と違って相当技術的に難しい曲が掲載されてますが、やっていて楽しい曲が多いのが特徴です。

思い起こせば、大学1年の時のオケの合宿のときに、1年生ということで暇だったこともあり、同じく1コマ空いてしまい暇をしていたトレーナー(某プロオケ首席奏者)に誘われて1冊通し練をやったことがあります。
あれがトラウマになっているのか、中身を見るのは本当に久しぶり(十ウン年ぶり)です。

「では、やりますか」と厳かに練習は開始され、1曲1曲なめるように演奏します。すでにはじめの1/4くらいにあるテレマンあたりでバテバテです。それでも休みなく続く通し練・・・ああ今日は血や肉になるタンパク質みたいな練習をしているなあと、心地よいつらさで我慢できるかなあと・・・いや、やはりつらいものはつらい。遂に、コポラッシュ後に大きな休憩を取ることにしました。

しかしその後も練習は続き、途中のヘンデルなどを飛ばしながらも、バッハのインベンションを最後まで、結局3時間40分後に終了となりました。

またトラウマになりそうだ・・・