チューニングくらいしようよ

1/22は、会社オケの本番でした。
モーツァルトの40番の1stを吹いたのですが、とにかく3楽章のトリオにある有名なデュエットをはずさないようにと、本番2日前から自宅で個人練習をしました。普段から練習していれば、本番前にあわてずに済むんですけどね。何のための防音室だか。

で、当日のステリハですが、予想以上にうまくいってしまい、指揮者にほめられる始末。こういうときは本番ボロボロになる場合があるので要注意です。

この日は、本番前にショッキングな出来事が。楽屋で本番待ちをしていると、「中プロの前にはチューニングはしませんからよろしく」という伝言が回ってきました。ヲイヲイ、ウソでしょう? 前プロと中プロで管楽器メンバーはほぼ総入れ替えなのに、一体どうしろと。楽屋でチューナーに合わせて舞台に行っても、前プロを終えた弦とは絶対に合ってないはずですよ。弦の音程だって狂ってしまってるはずだし。ちょっと考えれば判るでしょうが!
しかしながら、決定事項のようでしたので、仕方なく手持ちのチューナーで442に合わせてから舞台に行きましたが、音を出したら案の定全然合っていない。というか周りがすごく高いです。入れ替えで入っていった木管群まで、皆で示し合わせたように高いし。全然442じゃありません。おかげで動揺して、1楽章のつまらないところで音をはずしたじゃないですか(←ってすぐ人のせいにしますが)。
とにかく、中プロ(モーツァルト)の2楽章途中までは、全然音程が合わなくてひどかったです。2楽章終了後に、2ndに向かって「高い!」と叫んでしまいました。来場されていた方に聞こえていたら、大変申し訳ありません。楽章の合間とはいえ、本番中に叫んだのははじめてですよ。あとで聞いたら、中プロ前のチューニングがないことを知らなかったらしい。連絡が全然なってないじゃん。
来場していた知人からも、「今日一番印象に残ったのは、中プロの前でチューニングしなかったこと」と言われました。そうでしょう、そうでしょう。演奏しているこちらが一番驚いているんですから。

肝心の3楽章は、一瞬音を引っ掛けたような気もしましたが、まあ大過なくというか。

私は降りていたのですが、メインのブラームス交響曲第1番)は、4楽章の最後までもたずにヘロヘロなところがあったようです。毎回言われているんですから、次回は体力面をどうにかしましょうよ、是非。
次回プログラムは、シベリウス1番、カルメンから適当に抜粋、劇場支配人序曲にほぼ決定いたしました。シベ1は、シベ2ほどではないにしても、体力を使いますからねえ。次回は結構心配かも。

全体としてのできはどうだったのかが今ひとつわからなかったので、上記とは別の知人に聞いたところ「聴いたら一週間頭が痛くなると事前に聞いてましたが、それほどではなかったですよ。」という微妙なコメントを頂戴しました。う〜む、褒められてるのか、けなされてるのか。