芸術劇場

本日から復活です。最初は更新頻度が低いと思いますが、徐々に戻して行こうと思います。幸い家人は大事には至らずということで、ご心配いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
さて、復活第一弾は、昨晩のNHKの芸術劇場について。昨年末のラトル/BPOのジルベスターコンサートで、演目はオルフのカルミナ・ブラーナです。年末のライブ放送時には録画に失敗し、この前のBS2での再放送も見逃し、映像を見るには最早DVD化を待つしかないかと諦めていましたが、たまたまネットでチェックしておいて良かった。
CDは、HMVの店内で聴いたことがあります。

オルフ:カルミナ・ブラーナ

オルフ:カルミナ・ブラーナ

CDの録音は、ティンパニ協奏曲のような仕上がりになっており、私個人にとっては今ひとつでした。やっぱりこういったライブものは、映像付きで鑑賞しないとね。

映像版を見た感想ですが、ソリストが良かったですね。特にバリトンは、よく通る声で歌いっぷりも印象的でした。途中から歌の切れ目の音程をイチイチ上ずらせるように歌うのが鼻に付きましたが、カルミナだしこんなのもありかなあと。テノールは、あの難しいソロをしっかり歌いきってましたね。ブラボーです。
ソプラノも軽々と出してましたが、表情が怖い。フィギアスケートの選手で、こんな顔の人がいたような気がしますが。トーニャだったかなあ? 小澤/BPOのジルベスターコンサートでのカルミナの時は、ソプラノがキャサリーン・バトルでしたね。あの時は、Vnの2プルだか3プルだかのおじさんが、ず〜っとバトルの方をニヤニヤしながら見ているのがしっかりカメラに収められており、印象的でした。今回はソリストの表情が怖いためか、そういったシーンが見られなかったのは残念。
さて、オケの方は気合は十分だったんですが、ちょっと雑な部分もあったように思えます。若干空回り気味のところがあったり、音色がペラペラになってしまったり。ホルンは、、、あまり書くと、知り合いに「ドールのこと嫌いみたいですね」とまた言われそうですが、敢えて書くと、「フレーズの終わりにイチイチrit.しないで欲しい」ってことかな。思わず「アマチュアかお前は! 」と画面に向かって叫びそうになりました。お願いだから、もっと基本を押さえた上での歌い込みをして欲しいです。一応、世界を代表するオケの首席奏者なんだから、圧倒的なウマさを見せつけて欲しい。どうにもならないレベルの違いを、まざまざと見せ付けて欲しいです。切に希望します。

芸術劇場の後半は、ランランによるピアノ協奏曲。それにしても、Googleで「ランラン パンダ ピアノ」の検索をすると、1,710件もヒットするんですね。みんな考えることは一緒のようです。「龍園」を追加すると、さすがにヒット件数は極端に減りますが。まあ「ランラン」と言っても、パンダは「蘭蘭」、ピアノは「朗朗」で異なっている訳ですが。
演奏は、、、すいません、最初だけ見て寝てしまいました。短調の曲なのに、あんなにうれしそうにニコニコしながら、というか満面に笑みを浮かべながら弾きはじめたので、引いてしまった。