のだめ

何だか「のだめ」にはまってしまいました。
随分前から、クラシックを題材にしたすごく面白い漫画があるという噂をネット上で頻繁に見かけていたんですが、いい歳した男がさすがに自分で買うのは恥ずかしいので、「まあそのうち何処かで目にするだろう」と流しておりました。
ところが最近、会社近くの新橋駅前の本屋で、「のだめ」が全巻山積みに陳列されるようになり、ちょっと驚き。「新橋の本屋で山積みということは、サラリーマンやOLが買っても恥ずかしくないってことだよね」という言い訳を考えながら、ここで流行に乗り遅れてはいかんと思い、何度か買おうと試みたのですが、やはり恥ずかしいので、結局家人に自宅近くの本屋で買ってもらったんですけどね。はじめは様子見で2冊買い、一気に読み終わるとそのまま11巻まで大人買いです。
何かこういうのを読むと、純粋な気持ちになれますね。もっと素直に音楽に向き合って、研究して咀嚼して、それを自分が楽器を通してどう表現するのか − そういった当たり前のことを改めてやらねばなあと深く思いました。アマオケとは言え、オケをやっている以上は、全力投球が必要ですよね。
「この曲キライ」とか「もっとちゃんと吹いたら?」とか言っている前に、自分自身がちゃんとやっているのか? たとえ練習であっても、自分がその都度完全燃焼しているのか? 他者が感じ取って踊らされてしまうほど自分がドーパミンを出しまくってるか? 他者を乗せられるほどの地力の裏付けを作り込んでいるのか? ・・・ 考えはじめるとキリがないのですが、都度の練習も本番もすべて一期一会、これからもその精神を忘れずに取り組んで行きたいと思います。仕事もこれくらいの心掛けでできればいいのになあ。

取りあえず第1巻はこちら。

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))